みなさん、 覚えていますか?
2012年に日本アカデミー賞を史上最年少で受賞して話題になった天才子役・渡邉このみさんのこと。
実は2019年に突然芸能界を引退していたんですよね。
「学業に専念するため」って報道されてたんですけど…実はそれ、 表向きの理由だったんです!
今回は、 渡邉このみさんの輝かしい子役時代と、 意外と知られていない引退の本当の理由、 そして現在の驚きの活動について詳しく見ていきましょう!
渡邉このみの子役時代|史上最年少の衝撃
まず驚くのが、 渡邉このみさんが芸能活動を始めたのが3歳の時だったということ。
母親がタウン誌で子役事務所のタレント募集広告を見つけて、 「やってみる?」って聞かれたのがきっかけだったそうです。
ほんと、 人生って何がきっかけになるかわからないですよね。
そして2011年、 演技未経験ながら映画『八日目の蝉』に井上真央さん演じる主人公の幼少期・薫役で出演します。
演技未経験でいきなり大作映画の重要な役って…すごすぎませんか?
結果はみなさんご存知の通り。
2012年、 第35回日本アカデミー賞新人俳優賞を当時5歳で受賞という快挙を成し遂げます。
この記録、 実は前年に芦田愛菜さんが作った記録を塗り替えるものだったんですよ。
5歳でアカデミー賞受賞って、 想像できます?
渡邉このみの子役時代|NHKドラマに次々出演
アカデミー賞受賞後、 当然オファーは殺到します。
2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』では土屋太鳳さん演じるヒロイン・津村希の幼少期を演じ、 2016年の『べっぴんさん』では芳根京子さん演じるヒロイン・坂東すみれの幼少期を演じた後、 なんとすみれの孫役でも登場するんです。

べっぴんさん出演時の画像。左の青い服の子が渡邉このみさんです。
一つの作品で二役って、 これもすごいですよね。
さらに2014年には芦田愛菜さん主演の『明日、 ママがいない』で妄想癖のある「ボンビ」役を熱演。
2018年には大河ドラマ『西郷どん』にも出演と、 まさに順風満帆なキャリアを歩んでいたように見えました。
渡邉このみの引退理由…本当のワケとは?
ところが2019年、 渡邉このみさんは契約満了を期に事務所を退所し、 芸能生活を一時引退します。
当時12歳。
これからもっと活躍できるタイミングでの引退に、 みんな驚いたんじゃないでしょうか。
表向きは「学業に専念したい」という理由だったんですが…
本人は後に「あくまでも表向きの理由でした」「当時の私は、 これ以上活動を続けられないほど、 芸能界に疲弊していたんです」と振り返っています。

じゃあ本当の理由は何だったのか? 実はいくつかの要因が重なっていたんです。
作中で過酷な境遇に立たせられる役を多く引き受けていたことで精神面で悪影響を受けたことに加え、 周囲の関係者から厳しい態度を受けたり不適切な発言を受けたりといったことが重なったと語っています。
具体的には、 現場で「子供だから話に入ってくるな」「敬語を使え」などと強く当たられてショックを受けたこと、 大人に対する不信感や恐怖が募るようになったこと、 そして「周りの大人を怒らせてはいけない」という圧迫感が強くなっていったそうです。
お芝居の中でも、真剣な現場での掛け合いで辛辣な言動に晒されるのは多感な子供にとっては尋常ではないストレスだったことでしょう。
想像してみてください。
まだ小学生の子供が、 そんな重圧の中で演技をしていたなんて…。
さらに両親の離婚も重なり、 「このままでは自分がパンクする」と考え引退を決めたんです。
12歳でこんな大きな決断をするって、 どれだけ追い詰められていたかがわかりますよね。
渡邉このみの引退理由,それから
引退後、 渡邉このみさんがとった行動がまた驚きなんです。
2019年に単身マレーシアへ留学します。
13歳で海外に一人って…すごい行動力ですよね。
新しい環境で自分と向き合う時間を過ごしていた彼女でしたが、 2020年、 コロナ禍で日本に帰国することに。
帰国後は公立中学校に通いながら、 次のステップを模索していきます。
渡邉このみの現在|16歳で!?
ここからが本当にすごいんです。
2022年7月、 渡邉このみさんは起業をサポートする事業、 alchemi株式会社を千代田区に設立しました。
なんと当時16歳! 高校1年生ですよ!
alchemi株式会社では、 学生を対象としたイベント運営とコミュニティ運営に取り組み、 情報過多な現代社会において、 学生が自己分析をしたり自分の夢について考えたりする時間を提供していました。
なぜ起業しようと思ったのか?
高校受験に失敗したことで自分がやりたいことがわからなくなったこと、 そして子役時代から人に評価される中で時間を過ごしてきたことで、 自分と正直に向き合う時間の重要性に気づいたからだそうです。
ちなみに会社名の「alchemi」、 パウロ・コエーリョの小説『アルケミスト − 夢を旅した少年』が起業のきっかけになったことに由来しているそうです。
本から人生が変わるって、 本当にあるんですね。
渡邉このみの現在|ミスコンにも挑戦!
起業だけじゃないんです。
2024年、 渡邉このみさんはMiss Teen International 日本大会においてグランプリを獲得し、 パンパシフィック代表にまで選ばれています。
このコンテスト、 外見だけじゃなくて内面や社会貢献度も重視されるコンテストなんですよ。
子役時代の経験と起業家としての活動が認められた証ですよね。
渡邉このみの現在|新たなスタート
そして意外と知られていないのが、 2023年12月公開の映画『本を綴る』に出演していること。
つまり、 俳優業も再開しているんです!

2022年6月26日に放送されたTokyo FMのラジオ番組に、 引退後初のメディア出演をして以降、 徐々にメディアにも姿を見せるようになりました。
かつての子役時代とは違う、 自分らしい形で表現活動に取り組んでいるんですね。
↓今大活躍されてる子役の池村碧彩さんの記事もあわせて読んでください!
まとめ:挫折を乗り越えて
いかがでしたか? 渡邉このみさんの物語、 想像以上、ドラマよりドラマチックかもですよね。
5歳で日本アカデミー賞を受賞という輝かしいスタートを切りながらも、 12歳で芸能界を離れる決断をした彼女。
子役としての活動の中で経験した様々な困難と葛藤、 そして家庭環境の変化が重なって、 精神的に限界を感じていたんですね。
でも彼女はそこで終わらなかった。
マレーシア留学、 起業、 ミスコン挑戦、 そして俳優業の再開…。
自分らしい道を切り開いているんです。
子役時代の経験を糧に、 同世代の若者をエンパワーメントする活動にも力を注ぐ渡邉このみさん。
現在19歳となった彼女の今後の活躍に期待します!

コメント